「シャドーイングで同じ文章を何度も反復した方がいいのかな。もしそうなら、どれくらいやればいいのか知りたいな。」
この記事ではこんな疑問に答えます。
シャドーイングは同じ文章でやるべき?
結論:シャドーイングはなるべく同じ文章で繰り返すようにしましょう。
理由は以下の3点です。
①その文章が完璧になって初めて効果が出るから
ある文章である程度シャドーイングができるようになっただけで次にいってしまうと、どんどん忘れてしまい、学習効率が悪いです。どんどん次にいきたい気持ちはわかりますが、同じ文章を徹底的に完璧になるまでやる、ということが最重要だと覚えておいてください。
②その文章の発音や文法、独自の表現を脳に刷り込むことができるから
シャドーイングは発音や文法、その文章独自の表現なども同時に学ぶことができます。シャドーイングをマスターするだけで、リーディングパートのスコアアップにもつながります。
1つの文章を数回シャドーイングしただけで次にいってしまうと、その文章内にある貴重な表現を取りこぼすことになり、非常にもったいないです。
③たくさんの教材に手を出してもどれも中途半端に終わるから
これはシャドーイングだけでなく学習全般にいえることですが、あまりたくさんの教材に手を出さないようにしましょう。10冊の教材をそれぞれ10%ずつより1冊の教材を100%理解した方が効果は絶大です。
シャドーイングで違う教材に手を出すのはどうなの?
「どうしてもより多くの教材を使った方が知っている文法や表現も増えるしいいんじゃないの?」と思ってしまうかもしれませんが、それは間違いです。
筋トレに例えてみましょう。背中の筋肉を鍛えたい場合、背中を鍛える種目はたくさんありますが、基本的には何種類かに絞ってそれだけを一定期間やる方が、あちこちに手を出すより効果が高いといわれています。
人間の脳はそれほど簡単になんでもかんでも記憶できるわけではありません。もしあなたがシャドーイングのために教材を5冊も6冊も使おうとしているなら絶対にやめてください。ほとんどの教材が中途半端に終わり、シャドーイングの効果は薄いでしょう。
シャドーイングにおすすめのアプリ3選
それでは、シャドーイングにおすすめのアプリを3つご紹介します。
私がかなり厳選して結果選んだ3つなので、このうちのどれか一つだけ使い、シャドーイングに関してはそのアプリだけを使い完璧になるまでシャドーイングを続けてください。
①LanCul(ランカル)
映画や海外ドラマのシーンをマネしてシャドーイングの練習ができます。
また、映画の主人公になりきってシャドーイング練習できる “なりきりシャドーイング” が人気です。
無料体験ができるので、まずは無料体験をしてみましょう。
向いている人
- 映画や海外ドラマが好きな人
- 楽しみながらシャドーイングがしたい人
- いきなり入会は心配だからまず無料体験をしてみたい人
まずは無料体験から>>>生きた英語が学べる【シャドーイング英会話アプリ】
②『シャドクラ』
英語シャドーイングの練習用WEBアプリケーションで、ネイティブ講師の指導を受けることも可能です。
向いている人
- シャドーイングを本格的に学びたい
- ネイティブ講師の指導を受けたい
- なるべく安く始めたい
詳しくはこちら>>>シャドーイングの練習なら【シャドクラ】
③『SHADOM ENGLiSH(シャドムイングリッシュ)』
スキマ時間にスマホで10分でシャドーイング対策ができます。また、合わなかったら無料なのでとりあえず申し込みしちゃいましょう!
向いている人
- 通勤電車内で英語学習がしたい人
- アプリ学習が自分に向いているか不安な人
- 日本人のテストのプロ集団に教わりたい人
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シャドーイングは同じ文章でどれくらい反復するべき?
結論:目安としては、「もうだいたい覚えちゃったな。」くらいです。
もちろん全文暗記までする必要はないですが、その文章に出てくる単語の発音や文法は完璧にマスターできるまでにしておいてください。
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シャドーイングで反復するときに気を付けるべき点3つ
ただ無意識にシャドーイングをやっていればリスニング力が勝手に伸びていくということはありません。シャドーイングをするにあたって注意点があるので、3つご紹介します。
量をたくさんこなす
まず、量をたくさんこなしましょう。「量より質だ。」という人がたまにいますが、シャドーイングに関しては、はっきり言ってどっちも重要です。
自分で発音できない部分は何度も繰り返すことにより、だんだんと発音できるようになってきます。文章を見たときに、自分で思っていた発音と実際の発音が違った、ということが起きます。
そこは自分の弱点なので、ちゃんと発音できるようになるまで徹底的にシャドーイングを反復しましょう。
「自分で発音できない単語は聞き取れない。」です。すべて自分で発音できるようになれば、聞き取れない表現はなくなります。
ただの作業にならないようにする
量をこなそうとするあまり、シャドーイングが作業化してしまう人がいます。
これではあまり意味がありません。
音のつながりや自分の知らなかった表現などを意識しながら確実に自分のものにしていくような感覚でシャドーイングしていきましょう。
自分のレベルに合った文章を選ぶ
「70%くらいは理解できる」くらいの難易度の文章を選ぶようにしましょう。
背伸びして自分のレベルに合わない文章を選んでしまうと、ついていけなくて挫折してしまう可能性が高いです。
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