「TOEICリスニングの先読みが難しくてできない。」「TOEICリスニングの先読みの具体的な手順が知りたい。」
こんな悩みに応えます。
そもそも先読みとは?
TOEICの先読みってなに?
TOEICの先読みとは、リスニングのPart3とPart4で、会話文が読まれる前に、問題文と選択肢に目を通しておくことです。
このように、Part3とPart4では、会話文が読まれた後に問題用紙に記載されている設問に回答していく形になります。
この設問と選択肢を先読みしておくことがリスニングパートのスコアアップに必須となります。
先読みは絶対にすべき?
結論:絶対にすべきです。
具体的な先読みのメリットはこのあとすぐ紹介します。
私も実際に先読みせずに問題を解いていた頃もありましたが、先読みした方が圧倒的にスコアが高かったです。
先読みするメリット4つ
では、先読みをするメリットを4つご紹介します。
これを読めば、あなたにも先読みは絶対にすべきだ、とわかっていただけるでしょう。
メリット①聞くべきポイントを意識しながら会話文に集中できる
Part3とPart4の会話文は、TOEFLなどの他の試験と比べると長くはないですが、内容がビジネスで高度なので、一度聞いただけですべてを覚えておくのは至難の業です。
そこで、問題文と選択肢を先読みしておくことで、注意して聞くべきポイントがわかり、会話文に集中することができます。
逆にいうと、設問に関係のない部分は聞き取れなくてもいいのです。
メリット②設問と選択肢から会話の内容が予想できる
設問と選択肢に目を通しておけば、だいたいどんな会話なのか予想ができます。
会話文が始まる前にこれがわかっていると会話の内容が頭に入ってきやすくなります。
だいたいどんな話がされるのかをあらかじめ知ってるのと知ってないのでは理解度がだいぶ違います。
メリット③早めに次の設問の準備ができる
TOEICのリスニングは、テンポよく次の設問に進んでいくことが非常に重要です。
というのも、TOEICのリスニングは設問と次の設問の間が短いので、途中で引っかかってしまうとそれ以降の設問にも悪影響が出てしまいます。
つまり、一問一問余裕をもって回答し、次の問題にいく必要があるのです。
メリット④設問を解くときに一度読んだものなので頭に入ってきやすい
問題文と選択肢を先読みする場合、会話文を聞いた後問題を解くときに設問と選択肢を読むことになるので、二度読むことになります。
つまり、二度読むことによって、設問と選択肢の内容が理解しやすくなります。
先読みのやり方
先読みの具体的な手順
ここで、先読みの具体的な手順を解説します。
「TOEICで先読みが大事だと聞いていたけど、実際にどういう順番でするのかわからない。」という方も多いと思うので、ここで解説したいと思います。
※基本的にPart3とPart4は1つの会話文につき設問が3問ありますが、最後の一問はスペースの都合上写真では割愛します。
①会話文が読まれる前に、問題文と選択肢を読む
このときに、選択肢は覚える必要はありませんが、問題文(写真でいう”Why is the woman calling?”)は頭に入れておきましょう。
②会話文が読まれて始めたら、一問目(No.32)の問題文と選択肢を読み、答えが聞こえたらその選択肢を指でおさえ、すぐ2問目(No.33)で同じことをする
重要なのが、TOEICは3問とも順番通りに読まれます!!!
③三問目(No.34)まで解き終わったら、その場で3つとも自分が選んだ記号のマークシートを塗りつぶし、次の設問の会話文が読み始まる前に次の文章の問題文と選択肢を先読みする
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先読みの注意点・コツ5点
「先読みのやり方はわかったけど、本番ではそんなにうまくはいかないよ。。」と思ったかもしれません。
たしかに、TOEIC本番ではものすごい焦りと緊張感の中手順通りに先読みをするのは簡単なことではありません。
しかしここでご紹介する先読みの注意点・コツ5つを頭に入れておけば、先読みは簡単なので安心してください。
①問題文3つから会話文の聞くべき部分を予測
たとえば設問の1つが”Why is the woman calling?”だったとします。
この場合、女性が電話をかけている理由を聞かれているので、女性が電話をかけた理由を必ず言います。
このことから電話にでた直後にその答えがあることがわかります。
②選択肢は部分的に見る
この設問の場合、まず最初の”A”は共通なので見なくていいです。
あとは(A)名前、(B)ブランド、(C)番号、(D)日付というようにそれぞれ一単語だけなら覚えやすいです。
③速くて時間がないならせめて問題文の疑問視と動詞は必ず確認
例えばこの設問。
疑問詞が”Where”、動詞が”work”なので、働く場所についてきいていることがわかります。
会話文の中で、場所についての話がでてくるはずです。
④わからない問題はすぐ捨てて次の会話文の設問の先読み
わからない問題がでてきたら即座に切り捨てるというマインドはTOEICリスニングに限らずリーディングにおいてもめちゃくちゃ重要です。
わからない問題を引きずっていると、それ以降の問題にも影響が出てしまうからです。
わからない問題が出たら、聞こえた単語がある選択肢を選びましょう。
私の経験上、パート3とパート4でひっかけ問題はほぼ無いです。
⑤問題文の主語(man・woman・they)に注目
これめちゃくちゃ効果あります。
私はこれを最大限活用してリスニングパート満点を連発しました。
問題文の主語は必ず確認しましょう。
例えば主語が”man”だった場合、男性が話している部分に答えがある場合がほとんどです。
つまり、男性が話しているときに注意深く聞き、その設問の答えを探せばいいわけです。
先読みする時間がない場合の対処法
先読みする時間が足りない場合、英文を読むスピードを向上させる+リスニング力を伸ばす必要があります。
この場合はシャドテン一択です。
私はこのアプリに大変お世話になり、先読みは難なくこなせるようになるまでになりました。
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まとめ
先読みは、TOEICでハイスコアを取るためには絶対に必要です。
いまは上手くできなくても、この記事で書いたことを実践すればいずれは上手くできるようになるので、安心してください。