「TOEICで800点取れたらどれくらいすごんだろう。今後役に立つなら目指そうかな。」
「TOEIC800点ってどんなメリットがあるの？」
こんな疑問に答えます。
TOEICを受験している人にとって、これは疑問に思う人は多いと思います。
特に、海外の企業とビジネスをしている企業や、外資系企業への就職・転職を考えている人にとっては非常に有益な記事となっているので、ぜひ読んでください。
①『TOEIC800点のすごさ、レベル』
結論：TOEIC800点は「海外赴任を任されたりや大手企業や外資系企業の就職・転職活動でも積極的にアピールできる」くらいすごいです。
多くの日本人にとってTOEIC800点というのは「英語が得意なんだな。」というイメージになります。
TOEICの平均スコアは、毎回600点前後なので、TOEIC800点は平均点より約200点高いということになります。
しかも、他の平均点の600点というのは、日本人全体の平均ではありません。わざわざ6000円ほどのお金を払ってTOEIC会場に足を運び受験しにくる英語を勉強している人たちの中での平均点です。
TOEIC800点は、英語力に自信を持っていいレベルといえます。
②『TOEICで800点を取るために必要な勉強時間の目安』
| 目標のスコア | |||||||
| 現在のスコア | 350 | 450 | 550 | 650 | 750 | 850 | 950 |
| 250 | 200 | 425 | 700 | 950 | 1150 | 1450 | 1750 |
| 350 | 225 | 450 | 700 | 950 | 1225 | 1550 | |
| 450 | 225 | 450 | 700 | 975 | 1300 | ||
| 550 | 225 | 450 | 725 | 1050 | |||
| 650 | 225 | 500 | 825 | ||||
| 750 | 275 | 600 | |||||
| 850 | 325 | ||||||
オックスフォード大学出版局の情報によると、TOEICの目標スコアまでに必要な勉強時間の目安は上記の表のようになるようです。
表を見てみると、スコアを100点伸ばすためには、だいたい200~300時間の勉強時間が必要になります。
現在のスコアが700点だとして、800点を取るためには250時間くらいの勉強時間が必要なので、1日2時間勉強すると4か月くらいかかる計算になります。
ただこれはあくまで目安なので、効率良く学習すれば、より早く目標スコアに達成することができます。
下記の関連記事を参考にTOEICでより効率的に高得点を取る方法を解説しています。
③『TOEIC800点は就職・転職に有利なの？』
結論からいうと、企業によるが、約半数以上の企業の就職・転職に有利です。
なぜこういう言い方をするのかというと、国内でビジネスが完結するような企業では、いくら英語ができてもあまり意味がないからです。
しかし、最近は社員の採用時に求めるスコアを提示している企業が増えてきましたので、紹介します。
| 求められるTOEICスコア | 企業名 |
| 860点以上 | 野村ホールディングス・富士通・三菱商事 |
| 800点以上 | 住友不動産・日立製作所・ |
| 730点以上 | ソフトバンク・丸紅・住友商事 |
| 700点以上 | NTT東日本・東京電力・シャープ・資生堂 |
| 650点以上 | アサヒビール・佐川グローバルロジスティクス |
表を見てわかるように、TOEICで800点を取得しておけば、ほとんどの大手企業で高い評価を得ることができるでしょう。
特に将来外資系企業への転職や海外勤務を考えている方は、TOEIC800点は必ず取りましょう。
④『TOEIC800点はTOEFLや英検で換算すると何点？』
「TOEICは受けたけど、他の英語の試験も受けてみたい。」という方は、TOEIC800点が代表的な他の英語の試験ではどれくらいのレベルなのかが気になりますよね。
自分のTOEICのスコアがTOEFLや英検ではどれくらいのスコアなのかの目安は下の表のようになっています。ただ、それぞれの試験対策をどれくらいしたかによってスコアは上下するので、参考程度に考えてください。
| TOEIC | TOEFL iBT | 英検 |
| – | 120 | – |
| – | 115~119 | – |
| – | 110~114 | – |
| 970~990 | 102~109 | – |
| 870~970 | 94~101 | 1級 |
| 820~870 | 79~93 | – |
| 740~820 | 60~78 | 準1級 |
| 600~740 | 46~59 | – |
| 550~600 | 35~45 | 2級 |
| 500~550 | 32~34 | – |
| 450~490 | ~31 | 準2級 |
| 300~440 | – | – |
| 291~299 | – | 3級 |
| 270~290 | – | – |
| 260~269 | – | 4級 |
| 100~259 | – | 5級 |
表を見てみると、TOEIC800点は740点~820点の間に入るので、TOEFLでは70点代後半くらい、英検では準1級くらいのスコアになります。
それぞれの試験で高得点を取得するには、その試験の特性を理解して対策する必要があります。
例えば、TOEFLではスピーキングパートがあり、お題を出されてそれに対する自分の意見を45秒間英語で話すというものもあるので、それなりの対策が必要になってきます。
⑤『TOEIC800点は大学でいうとどのレベル？』
TOEIC800点が大学入試でいうとどれくらいの偏差値なのか気になる方も多いと思います。
受験者数：17,261人
| リスニングセクション （Listening） |
リーディングセクション （Reading） |
トータル（Total） | |
|---|---|---|---|
| 最高スコア (Maximum Score) | 495 | 495 | 990 |
| 最低スコア (Minimum Score) | 5 | 5 | 10 |
| 平均スコア (Mean Score) | 331.5 | 282.8 | 614.3 |
| 標準偏差 (Standard Deviation) | 86.6 | 95 | 172.5 |
こちらの表は最新の2023年10月1日午後に行われたTOEIC第335回の平均スコアの詳細です。
平均スコアは614.3点、標準偏差(得点の散らばり具合)は172.5になります。
偏差値の算出方法は以下の通りです。
| TOEICスコア | 偏差値 | 大学名 |
| 990 | 71.8 | 慶応(医)・早稲田(理系) |
| 950 | 69.5 | 慶応(理工)・早稲田(文系)・上智 |
| 900 | 66.6 | 東京理科大 |
| 850 | 63.7 | – |
| 800 | 60.8 | MARCH |
| 750 | 57.9 | – |
| 700 | 55.0 | – |
| 650 | 52.1 | 日東駒専 |
| 600 | 49.2 | – |
⑥『TOEICで800点を取るメリット』
では、TOEICで800点を取る具体的なメリットをご紹介します。
就活や転職に有利
TOEIC800点は、間違いなく就職や転職市場で有利に働きます。
これは私の実体験からお話ししますが、TOEICで800点以上を取得していることを就活のガクチカでアピールしたりすることで、すぐに内定を取ることができ、海外の企業を担当する部署に配属されることになり、今も仕事で英語力を存分に活かすことができています。
TOEICで高得点を取得しておいて、得しかないのは紛れもない事実です。
得られる情報量が桁違いに増える
英語検索で表示される情報量は、日本語検索の結果と比べて10倍ほどと言われています。
つまり、英語を理解できるようになることで、前よりも10倍ほどの知識をネット上で簡単に得ることができるということです。
試しに、Googleで「英語」と「English」とそれぞれ検索してみましょう。検索結果は、
英語⇒約 3,240,000,000 件
English⇒約 25,270,000,000 件
となりました。英語を使って調べ事ができるようになると、まるで世界が変わります。
⑦『TOEIC800点は役に立つ。絶対目指すべき』
結論：TOEIC800点はめちゃくちゃ仕事面だけではなく日常生活の面でもめちゃくちゃ役立ちます。
ここまで読んでいただけたあなたには、TOEICで800点を取得することがどれくらいすごいのかや、それによって人生をどれだけ豊かなものにできるかが想像できるのではないでしょうか。
