「リスニングで頭に残らずすぐに忘れちゃう、、、何か対処法はないかな。」「音は聞き取れるんだけど、意味が頭に入ってこない、、、」
こんな疑問に答えます。
リスニングの内容が頭に残らない原因5つ
TOEICでリスニングの勉強をしているとき、会話文を聞き終わっていざ設問にとりかかろうと思ったら音声の内容をほとんど忘れてしまった、ということがよく起こります。
私もそうでした。とくに会話文が長いパート3とパート4ではよくありました。
しかしこれからご紹介する内容を理解すれば、この悩みは一瞬で解決します。
では、リスニングの内容が頭に残らない原因を5つご紹介します。
①総合的にリスニング力が不足している
まず、大きな原因として単純にリスニング力そのものが不足しているというのが考えられます。
TOEICの会話文をある程度聞き取れるくらいのリスニング力がある場合、その会話の情景を思い浮かべたりする余裕がうまれるはずなので、「TOEICのリスニングで会話が頭に残らない。」という問題は起こりにくいです。
ですので、この場合は単純にリスニング力アップに学習時間を割きましょう。
この場合はある程度リスニング力が上がると会話文が頭に残らないという問題が自然に解決されることが多いです。
②TOEICに必要な語彙力が不足している
どの英語試験もそれぞれ頻出単語の分野はまったく異なります。
例えばTOEFLでは学問に関する単語が頻繁に出てきます。
TOEICの場合はビジネス単語です。
つまり、ビジネス単語をたくさん勉強する必要があります。
日常英会話だけ練習してきた人は、ビジネス関連の語彙不足になりがちなので、ビジネス英単語の語彙を増やしましょう。
③前提知識が不足している
TOEICはビジネスでのあらゆる場面を想定して文章がつくられているので、欧米のビジネスに関しての知識がまったくないと理解が追い付かなくなりその結果、「会話の内容が頭に残らない。」という事態につながってしまうことがあります。
④話の全体像を捉えられていない
会話文の全体像をつかめていないと、設問を解くときに会話文の内容を忘れてしまうという事態に陥ってしまいます。
一文一文を理解するだけでなく、会話の内容をイメージしながら聞くようにしましょう。
⑤前準備ができていない
設問を先読みせずに会話文を聞いてしまうと、前提知識ゼロの状態から戦うことになるので、会話文の内容を把握しづらいです。
設問に軽く目を通しておくだけでも何について話し出すのかがわかるので会話の内容が頭に入ってきやすくなります。
リスニングの内容が頭に残らない場合の対処法5つ
次に、先ほどご紹介した原因5つのそれぞれの対処法をご紹介します。
原因①の対処法:シャドーイングでリスニング力をつける
シャドーイングを日々の学習に取り入れて、リスニング力アップを狙いましょう。
シャドーイングをすることで英語を英語の順番で聞いても理解できるようになり、結果話の内容をイメージするという作業に時間を割くことができます。
シャドーイングに関しては以下の記事を参考にしてください。
原因②の対処法:TOEICのビジネス英単語をインプットする
TOEICはビジネス関連の単語が頻繁に使われるので、TOEIC専用の英単語帳を使いましょう。
おすすめは金のフレーズです。
これ以外は単語帳は不要です。
原因③の対処法:TOEICの演習問題をたくさん解く
TOEICの演習問題をたくさん解くことで、TOEICリスニングの会話に関連する必要な前提知識は自然とついてきます。
とにかく問題演習。場数がものを言います。
TOEICの問題演習をたくさんしていくと、似たような展開で話が進む文章が多いことに気がつくはずです。
原因④の対処法:状況をイメージしながら聞く
聞き取ることを意識しすぎると、会話文の全体像をつかむことが困難になってしまいます。
状況をイメージしながら聞くことで、内容が頭に入ってきやすくなります。
TOEICリスニングでハイスコアを取るためには、一文一文を完璧に聞き取る必要はありません。
大切なのは、会話の全体像を瞬時につかみ、設問を解くために必要な部分を聞き逃さないことなのです。
会話の内容をイメージすることができれば、自然と設問も理解しやすくなります。
原因⑤の対処法:設問を先読みする
会話文が流れる前に、設問とその選択肢の先読みをしましょう。
そうすることで、会話文を聞く前にだいたいどんな話なのかを予想することができ、注意して聞き取るべきポイントに気をつけながら聞くことができます。
設問の先読みはTOEICリスニングでハイスコアを取るために必須のテクニックなので必ずできるようにしましょう。
まとめ
今回は、リスニングの内容が頭に残らない原因とその対処法についてご紹介しました。
特にパート3と4は会話文が長いので、戦略的に解いていく必要があります。
以下の記事も参考にしてみてください。