「TOEIC900点のすごさって具体的にどれくらいなんだろう。TOEIC900点取ればどんなメリットがあるか知りたいな。」
こういった疑問に答えます。
TOEIC900点のイメージ
IIBC 「TOEIC program data & analysis 2022」
TOEICで900点の人のイメージは、「英語がかなりできる人」でしょう。
TOEICは日本で最も有名な英語の試験で、大学などで受けさせられる人も多いので、そんな中TOEICで900点を取るというのは一種のステータスにもなります。
TOEICの平均点は毎回600点前後なので、平均点から300点程度高いです。
そしてTOEIC900点は上位4%程度になります。
しかもこの600点というのは日本人全体の平均ではありません。高い受験料を払って就活や会社の昇進のために勉強して試験に臨む人たちの中での平均点なので、日本人全体の割合で考えるとさらにTOEIC900点ホルダーの希少価値は高くなります。
1年間英語圏の国に留学した人でも、ほとんどがTOEIC900点を取ることができません。
ここからわかるように、TOEIC900点はかなり英語力がある証明になります。
TOEIC900点は英検やTOEFLで換算するとどれくらい?
TOEIC | TOEFL iBT | 英検 |
– | 120 | – |
– | 115~119 | – |
– | 110~114 | – |
970~990 | 102~109 | – |
870~970 | 94~101 | 1級 |
820~870 | 79~93 | – |
740~820 | 60~78 | 準1級 |
600~740 | 46~59 | – |
550~600 | 35~45 | 2級 |
500~550 | 32~34 | – |
450~490 | ~31 | 準2級 |
300~440 | – | – |
291~299 | – | 3級 |
270~290 | – | – |
260~269 | – | 4級 |
100~259 | – | 5級 |
上記の表を見てみると、TOEIC900点は『870~970』の間なので、TOEFLでは95点前後、英検では1級くらいに相当します。
ただこれはどの試験に重点を置いて対策したかや、ライティングとスピーキングが得意かどうかにもよるので、一概には言えません。参考程度に見ておくようにしましょう。
TOEIC900点の人は英語がペラペラ??
「果たしてTOEIC900点ホルダーは英語がペラペラなのかな?」と疑問に思った方もいると思います。
結論としては、「英会話の練習をしているかによる。」です。
「なんだ、TOEICのスコアが高くても英語話せないのかあ。」とがっかりしたかもしれませんが、私の経験上TOEICで高いスコアを取っている人は、英会話の練習を始めると、上達スピードが半端ないです。というのも、TOEICで高い点数を取るには前提として大量の英語や文法、そしてリスニング力が必要になるので、そのような英会話に必要な能力を持ち合わせていると、英語が初心者の人と比べると、英会話の上達が早くなるのです。
英語が話せるけどTOEICの点数の伸びに苦戦する人はたくさんいますが、逆にTOEICで高いスコアをもっていて英会話の上達に苦労する人を私は見たことがないです。
実際に私はTOEICで910点を取得してから英会話の練習を始めました。
初めてのときは上手く話せませんでしたが、2~3か月もたてば日常会話はストレスなく話せるようにはなっていました。現在では仕事で9割英語(たまに中国語)を使って苦労なく話せるくらいにはなっています。
まとめると、英会話上達のためにもTOEICの勉強は役に立つ、ということです。
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TOEIC800点は大学入試でいうとどのレベル?
2023年10月1日午後に行われた第335回TOEIC試験を例に挙げると、
平均スコアは614.3点、標準偏差(得点の散らばり具合)は172.5になります。
偏差値の算出方法は以下の通りになります。
TOEICスコア | 偏差値 | 大学名 |
990 | 71.8 | 慶応(医)・早稲田(理系) |
950 | 69.5 | 慶応(理工)・早稲田(文系)・上智 |
900 | 66.6 | 東京理科大 |
850 | 63.7 | – |
800 | 60.8 | MARCH |
750 | 57.9 | – |
700 | 55.0 | – |
650 | 52.1 | 日東駒専 |
表では900点は偏差値66.6で、大学受験に置き換えると東京理科大レベルとなります。
TOEICで900点を取るメリット3つ
実際にTOEIC900点を取ればどんなメリットがあるのでしょうか。
900点ホルダーである私が実際に体感したTOEICで900点を取るメリットを3つご紹介します。
メリット①就活で有利
TOEIC900点は就活で間違いなく有利です。
ただ誤解のないように言っておきますと、これは会社によります。ただ、英語を業務で使わない会社であっても、TOEICで900点を取るというのは努力の証なので、高い評価を受けることは確実に多いです。
実際に私は就活の際に、履歴書にTOEIC910点と書いていたので、面接のときにほぼ100%突っ込まれました。(もちろんいい意味で。)
そこから話を広げることもできますし、私はTOEIC受験での頑張りエピソードが評価されてスムーズに内定を取ることができ、英語を実際に使う部署に配属されました。
TOEIC900点を取得しておいて本当によかったと心から実感しました。
メリット②自信がつく
TOEIC900点を取れる人は、英語を勉強している人からすると一目置かれる存在になれます。
実際に私もTOEICで900点をもっていることを友達に伝えると、英語の文法の質問などをよくされるようになりました。このように、頼られることがしょっちゅうあるので、自信がめちゃくちゃつきます。
英語力に自信がつくと、英会話をするときも間違えてもいいや精神が簡単に身につき、上達が早くなります。
メリット③英語を使って情報収集ができるようになる
TOEICはビジネス英語を含む難易度の高い語彙もたくさん出題されるので、900点を取ると英語検索で調べものをしたときに、ある程度苦労せずに読めると思います。
英語を使って情報収集ができるようになることで、見える世界が何十倍も広がります。
TOEIC900点で人生は変わる。絶対取るべき。
結論:TOEIC900点を取るのは難しいことかもしれませんが、達成できたときにはたくさんのメリットを享受することができます。絶対に目指すべきスコアです。
いまもしあなたが900点を取れずにスコアの伸びが停滞しているのなら、一度自分の勉強のやり方を見直すべきかもしれません。詳しくはこちらをご覧ください。