TOEICリスニングよくある疑問

ディクテーションは意味ない??【結論:人によります】

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「ディクテーションが効果ないって本当?」「TOEICのリスニングの点数を上げるためにディクテーションの効果的はやり方が知りたい。」

 

 

こんな悩みを解決します。

この記事を書いている私はTOEIC910点を取得しており、リスニングパートは満点を数回取っています。そんな私がディクテーションの効果について解説します。

リスニング対策にディクテーションは効果ない?

結論:効果大です

しかし、それには条件があります。

英語初級者には効果あり

ディクテーションは英語初心者には効果絶大です。

具体的にはTOEIC600点未満の人です。

英語初心者はまだ発音や文法の知識をたくさん学ぶ必要があるので、

ディクテーションをすることでくまなく学ぶことができます。

英語中上級者はシャドーイングをするべき

英語中上級者はディクテーションではなくシャドーイングをするべきです。

具体的にはTOEIC600点以上の人です。

このレベルの人は発音や文法に関してはだいたいわかっていることが多いので、TOEICリスニングのスコアを上げたいならシャドーイングをおすすめします。

また、シャドーイングの方が少ない時間でより多くの文章に触れることができるので学習効率が良いです。

関連記事☞シャドーイングは同じ文章を反復するべき?TOEIC900点超えの私が徹底解説

 

ディクテーションの具体的なやり方

では、「ディクテーションをしてTOEICリスニングのスコアを上げたい」という方に向けて、ディクテーションの具体的なやり方を解説します。

①解き終わった問題集の文章を読み、大まかな内容を把握する

おすすめはTOEIC公式問題集か精選模試問題集です。

この2冊は実際のTOEIC試験の内容と非常に似ており、再現性がとても高いです。

TOEICでハイスコアを取りたいならこの2冊のうちどちらかは必ず購入してください。

問題集を解き終わって間違えた問題の復習をした後、ディクテーションする文章を選び、大まかな内容を把握しましょう。

②一文ずつ音声を聞き、聞こえた文を紙に書く

一文音声を流し聞こえた文を紙に書きましょう。

最初のうちは空欄だらけだと思いますが、結論全然問題ありません。

③3回再生し、聞こえなかった部分は飛ばして次の文へ

聞き取れなかった部分を再度聞き、ディクテーションをします。

これを3回繰り返してください。

3回聞いても書けない部分があった場合、解答を見て自分が聞き取れなかった単語はなにかをチェックしましょう。

 

TOEICリスニング対策にディクテーションをするメリット5つ

では、TOEICリスニングのスコアアップを目指すためにディクテーションをするメリットを5つご紹介します。

①語彙力がアップする

ディクテーションは耳で聞き実際に書くので、ただたんに単語帳を眺めているよりも語彙のインプットがしやすいです。

また、見たらわかるけど聞いてもわからない単語などはディクテーションをすることによってわかるようになります。

②文法力がアップする

ディクテーションは文法力アップにもつながります。

普段なにげなく参考書を読んでいるときには気づかないような自分の文法の弱点にも気づくことがあります。

文法自体を学習するときとは違い自分の盲点に気づくことができるのもディクテーションの魅力の一つです。

③正しい発音を学べる

ディクテーションをすることによって英語の正しい発音を学ぶことができます。

耳で聞いたものと自分で書いたものを照らし合わせることで、どの部分が聞き取れていないのかがわかります。

④正しいスペルを学べる

実際にディクテーションをしてみると、見たらわかるけど自分で書くとなるとスペルがわからない単語がでてきます。ディクテーションはそのような自分の弱点の洗い流しにも大変効果的です。

⑤リスニング力だけでなくライティング力も上がる

シャドーイングと違い、ディクテーションは実際に自分で紙に聞こえたものを書くので、ライティング力の向上にもつながります。

 

TOEICリスニング対策にディクテーションをするデメリット3つ

続いて、ディクテーションのデメリットを3つご紹介します。

①時間がかかる

ディクテーションの一番のデメリットはとにかく時間がかかることです。

一文一文音声を聞いて書き聞き取れなかったところをまた聞いて書き足していく、というように、一文終わらせるだけでもまあまあ時間がかかります。

時間があまりないという方には、シャドーイングでリスニングを伸ばすことをおすすめします。

関連記事☞シャドーイングは同じ文章を反復するべき?TOEIC900点超えの私が徹底解説

②スピーキング力は上がらない

ディクテーションは音読するわけではなくひたすら書くだけなので、ライティング力はつきますが、スピーキング力は上がりません。

リスニング力と同時にスピーキング力も上げたいという方は、オンライン英会話をおすすめします。

③あまり楽しくない

これは人によるのかもしれませんが、ディクテーションはあまり楽しくありません。

時間がかかる地道な作業かつ音読するわけでもないので、「どんどん新しい文に触れたい」という方にとってはどうしても退屈に感じてしまうでしょう。

 

ディクテーションを始めてどれくらいの期間で効果が出る?

基本的にディクテーションの効果は3ヶ月くらいで出始めるといわれています。

ですので、最初の1~2週間で効果がでなくても落ち込まないでください

ただひたすら努力し続けましょう。

3ヶ月たてば、TOEICリスニングの会話文を聞いたときに、「あれ?なんか前より聞き取れるようになってるぞ??」という瞬間が必ずきます。

自分の成長を実感できる感動の瞬間です。

そのときがくるまでひたすらディクテーションを極めましょう。